家を買おうと思ったのは
どうも、きょぼくです。
名曲「僕が死のうと思ったのは」みたいなタイトルにしたかったのです、それだけです(笑)
今回から、賃貸でのらりくらり生きていた嫁と私がなぜ家を購入しようと思うに至ったか、そのへんをお話ししていこうと思います。
長くなるかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。
大好きだった\ゆーあーる!!!/
嫁と出会ってすぐ、よしお前と俺は一心同体だ!家買っちゃおうぜ!!
…なんて話になるわけもなく、最初は普通に賃貸物件を探した結果、URさんのお部屋に決めました。
通勤に便利な立地のわりに家賃もそこまで高くはなく、初めて二人で暮らすには最適だったから。
そして何より、URさんほど我々のようなカップルに優しい会社はないです。ルームシェアも最初から想定されているのですんなり受け入れてくれる。保証人もいらない。
同性カップルの賃貸物件として最強です。私はできることならばずっと住んでいたかったくらいURさんが大好きでした。
ただ、最初はそこまで気にならなかったのですが、我々が選んだお部屋は隣に立つ巨大なマンションのために残念ながら日当たりが悪く、朝の少しの時間以外、ほぼ部屋の照明の灯りで過ごすしかありませんでした。
普段ゴリゴリに働いている嫁は、せっかくの休日なのに部屋が暗くて家にいると気分が鬱ぎがちでした。
起きてリビングに行った瞬間から眉間にシワが寄ってるんですもん、見ていて可哀想でした。
その流れ弾に当たった私もなんか暗い気持ちになることもしばしば。そうなってくるともう負の連鎖です。
というわけで約3年半後、家賃は上がりますが、まぁ払っていけるだろうということで、日当たりを求めてURからすぐ近くの物件に越しました。
そこは一般的な企業が管理している賃貸物件でしたが、我々の職業や保証人がしっかりしているということで、ルームシェアを認めてくれました。
引っ越しの日、私はURを出るのが悲しすぎて、部屋からなかなか出られずに一人で号泣していました。危ない奴だな(笑)
金がない
さて、そんな嫁と私は同じ趣味を持っていました。とてもとてもお金のかかる趣味でした。だからこそ出会えたとも言えるし、そのことについて全く後悔はありません。ええそうです、オタクでした、あるジャンルの。
遠征、ライブ、CDやグッズ…とても幸せなオタク生活。
ただ、とにかくずっと金がなかった、それに尽きます。
とにかく金がない。
日当たりのよい窓からは燦々と太陽が我々を照らします、金がない。
家の周りはけっこうおしゃれな街です、カフェもあります、金がない。
部屋を見渡すと、人間が住んでいるのかグッズが住んでいるのかわかりません。爆笑です。
そんな日々を何年か過ごしていましたが、しばらくして、ついにオタクの心が凪ぐ日が来ました。愛が冷めたわけではないのです、追い回さなくていい、生きててくれるだけで幸せ、という境地です。家族みたいに思えてくるんです、わかりますかね?わかんねぇよな。はっはっは。
少し出費が落ち着き、ふと我に返った時、私たちこれからどうなるんだろう、女ふたりで、婆さんになるまで暮らしていけるのだろうか!!いけるわけがない!!という気持ちがわいてきました。
というわけで、節約しながら長く住めるお部屋を求めて、また物件をめぐる日々の始まりとなりました。
ここまではまだ、賃貸でなんとかやっていこう、家なんて同性同士だとどうせ買えないし…と思っておりました。
バカだね、バカだね、バカだね、あたし。
少し長くなってきたので続きはまた次回に。